街中に「健康には○○が良い」という言葉が溢れていますね。
どれも間違ってはいませんが、1つを実施するだけで健康を維持することは難しいものです。
普段の生活に取り入れやすいことをご紹介しますので、今日から早速実践してくださいね。
森林は、都会で暮らす人にとっては非日常的な環境で、
四季折々移ろう自然に心が癒される方が多いと思います。
樹々が作り出す「香り」
鳥や虫の季節折々の「鳴き声」
小川のせせらぎ
葉のこすれあい
「1/fのゆらぎ」と言われ人の心を落ち着かせてくれます。
樹々が酸素を作り出すため、
都会より空気の質が良いこと、
暑い季節は葉の蒸散効果によって気温が低く保たれること、
樹々の「緑色」が目に優しいことから
リラックス効果が期待できます。
森林の植物が作る香りの成分の「フィトンチッド」で、人間の身体に多くの恵みを与えてくれます。
脳のα波の発生を促進し、精神を安定させる。
緊張や疲労感が緩和され、血圧や脈拍が低下する。
交感神経の活動が抑えられ不眠を解消し質の良い睡眠をもたらすなどの働きがあります。
森に関する科学的な検証は世界規模で進み、
れっきとした「療法」として捉え、
森の中で行うウォーキングなどを医療レベルで処方している国もあります。
日本の「森林セラピー」と共通する点があります。
森林地域ではストレス時に高まる交感神経の活動が抑えられ、
「ストレスホルモン」と呼ばれる唾液中のコルチゾールの濃度が低下することが分かりました。
また、森林浴を行うと、緊張感や疲労感が緩和されて活気が増し、
血圧や脈拍数が低下するなど、
心理的にも身体的にも、リラックスした状態になることも確認されました。
さらに、2日間の森林浴では、
がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化し、
主な抗がんたんぱく質が増加することも確認されています。
休日は、樹々の多い公園や河川敷など少しでも自然を感じられる場所へ行きましょう。
知らず知らずのうちにリラックスでき気持ちが安らいでくることでしょう。
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