脳の健康のために、
三大栄養素をバランスよく摂り、しっかり噛んで楽しく食べましょう。
脳の栄養源は炭水化物(ブドウ糖)です。
タンパク質(アミノ酸)は精神を安定させる働きがあり、
脂質は脳の働きを高めてくれる重要な役割があります。
脳の働きを良くするために、
炭水化物(ブドウ糖)・タンパク質・脂質をバランスよく摂りましょう。
ダイエットのため炭水化物を制限すると脳の働きが悪くなってしまいます。
また、咀嚼(噛むこと)は、
味覚・視覚・臭覚・聴覚・体性感覚(硬さ・冷たさ・舌触りなどを受け入れる感覚受容器)の
五感情報を同時に脳に取り込むことができる唯一の方法です。
五感からの様々の情報が大脳に伝わり、
更に海馬(短期記憶をする器官)に保存されるため、記憶力がアップします。
全粒穀物・魚・鶏肉・緑黄色野菜・豆類・果実類・
珈琲・赤ワイン・オリーブオイルなどを積極的に食べましょう。
青魚のさんま・あじ・いわし・さば青魚は、
オメガ3脂肪酸のDHAやEPAが多く含まれています。
DHAは脳の構成成分であり、
記憶力や判断力の向上、認知症予防に有効であると言われています。
EPAは、血行を促進し生活習慣病を予防できるため、
間接的に認知症予防に役立ちます。
緑黄色野菜では、
ほうれん草・小松菜・菜の花、豆類は、納豆・枝豆・空豆、
果実類は、
いちご・キウイ・オレンジに葉酸が多く含まれています。
葉酸は、ビタミンB群の一種であり、
不足すると肝臓で作られる悪玉アミノ酸であるホモシステインという物質が増えます。
ホモシステインは、動脈硬化を引き起こし、
心筋梗塞などのリスクを増やす要因として知られている物質です。
葉酸を摂取する事で、ホモシテインを減らし認知症予防や脳血管疾患予防を期待できます。
赤身肉・肉製品は週3回程度で、
特にファーストフードや市販のお惣菜・菓子類・菓子パンなどは、
動物性の油(魚は除く)で飽和脂肪酸や
ショートニング・マーガリンなどのトランス脂肪酸が多く含まれているため、
1か月に数回にすることをお勧めします。
飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の過剰摂取は、
血中のLDLコレステロールを増やし動脈硬化を引き起こし、
脳梗塞も発症しやすくなります。
また、欧米では摂取を禁止または制限している国もありますので、
身体には良くない食材とも言えます。
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