2025/07/21

健康うんちく 知っておきたい豆知識 ~歯と健康~

健康うんどうカウンセラーの林さとみです。

 

 

街中に「健康には○○が良い」という言葉が溢れていますね。

 

 

どれも間違ってはいませんが、1つを実施するだけで健康を維持することは難しいものです。

 

 

普段の生活に取り入れやすいことをご紹介しますので、今日から早速実践してくださいね。

 

 

 

 

 

 

「2080運動」

 

 

1989年から厚生労働省(当時厚生省)が推進している

 

「2080運動=80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」は、

 

「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動です。

 

 

 

 

噛む回数と歯の健康

 

 

現代人の食事は、噛まなくても食べられる柔らかい食べ物が増えているため、

 

「噛む回数」が少なくなっています。

 

 

1回の食事の「噛む回数」は、

 

 

”火”が貴重だった弥生時代は4,000回

 

戦後で1,500回

 

現在は800回程度

 

激減しています。

 

 

また、柔らかいものは、歯に付きやすく、

 

虫歯や歯周病の原因となる歯垢が発生しやすくなります。

 

 

 

 

よく噛むことのメリット

 

 

自分の歯が20本以上あると、

 

しっかり食べ物を噛んで美味しさを味わうことができます。

 

 

少し硬めのものをしっかり噛む(1口30-40回)ことで健康に良い効果は多数あります。

 

 

 

1) 食べすぎる前に満腹中枢に指令が届くため、肥満防止になります。

 

 

2) 唾液の分泌が増え口腔内の細菌を除去し、虫歯や歯周病の予防になります。

 

 

3) 脳が活性化し集中力が向上、リラックス効果、ストレスの軽減などが期待できます。

 

 

4) 食べ物を噛み砕けるため、胃腸の負担が軽減され正常な働きが保てます。

 

 

5) 食べ物本来の美味しさを感じることができ、味覚・触覚・嗅覚など五感が発達します。

 

 

 

 

噛むことは一番身近なリズム運動

 

 

食べることに集中しているときは

 

誰でも一定のペースで噛むことが多いです。

 

 

リズム運動は脳に良いと言われますが、

 

噛むこともリズム運動の1つです。

 

 

噛むときは咀嚼筋(咬筋・側頭筋・顎舌骨筋など)を使います。

 

 

リズム運動により幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌が促進されます。

 

 

ワンポイントアドバイス

 

最初は噛む回数を数えることは面倒に感じると思います。

 

慣れてくると食べ物の砕かれ状態で理想の回数が分かってきますので

 

1週間程度試してみてくださいね。

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