脳の健康のために、
三大栄養素をバランスよく摂り、しっかり噛んで楽しく食べましょう。
脳の栄養源は炭水化物(ブドウ糖)です。
タンパク質(アミノ酸)は精神を安定させる働きがあり、
脂質は脳の働きを高めてくれる重要な役割があります。
脳の健康に良い食事は、
身体の健康と同じで、朝昼晩(2:2:1の割合)規則正しく、
彩の良い栄養バランスの摂れた食事をすること、
就寝2-3時間前には夕食を終えておくことを
習慣化することが大切です。
食事のスタイルは、
「和食」=季節を取り入れた一汁三菜、
「地中海料理」=地中海地域の人たちが食べている伝統的な食事で、
精製度の低い穀類・豆類・魚介・オリーブオイル・野菜・果実類などの食材が中心に使われ、
生活習慣に取り入れると脳の健康にいいと言われています。
友達や家族と楽しく話をしながら食事することが一番の栄養になります。
「嬉しい」「楽しい」「ワクワクする」といったプラスの感情は、
脳の中の「扁桃体(へんとうたい)」から
「ドーパミン=(幸せホルモン)」という神経伝達物質の分泌が活発になり、
脳全体を刺激し脳を若々しく保ちます。
また、脳の左右に1つずつある「海馬」=認知症予防のカギを握る短期記憶の司令塔は、
「楽しいこと」「におい」「味」「見た目」などから刺激を受けその働きを高めます。
脳の健康には彩り豊かな食材でお料理を作り楽しく食べることが大切です。
栄養バランスの良い食事、
塩分・間食や糖質を控えることは生活習慣病予防になり、
その食べ物が認知症予防にもなります。
生活習慣病の1つである糖尿病の方が
アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の発症率の上昇が見られ、
また高血圧による動脈硬化により脳血管性認知症の発症を高めてしまいます。
玄米・全粒粉・ライ麦、青魚・鶏肉、オリーブオイル、
野菜(緑色葉物野菜)、ベリー類やナッツ類などを満遍なく食べることが、
脳にとって大切です。
珈琲・緑茶・赤ワインなどが認知症予防に良いと言われますが、
珈琲や緑茶を飲み過ぎるとカフェイン過多で、睡眠の質を低下させる可能性があります。
何事も極端にならず、適度にバランスよく摂りましょう。
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